「苦さの王」カルメグ
コロナウイルス肺炎に効果があるか

カルメグKarmegh の植物学

植物界
被子植物
真正双子葉類
キク類
シソ目
キツネノゴマ科
アンドログラフィス属
学名Andrographis paniculata
日本名カルメグ
インドネシア名サンビロト
中国名センシンレン(穿心蓮)

インド原産、インドネシアなど東南アジアで野生栽培。
直立高さ1m迄成長する1年草。
葉、茎、根など全草は苦く、King of Bitter (苦さの王)と呼ばれる。
インドネシア、インド、中国に分布する。
伝統医学の医薬品として南アジア、東南アジアで使用されている。

カルメグの薬用効果

風邪、インフルエンザ
中国やインドでは、風邪や肺炎など様々な病気に使われる。
中国では2003年のコロナウイルスによるSARSが流行した際に、薬局から無くなるほど多くの方が飲用。
インドでは、1917年のスペイン風邪で1000万人もの死者がでたが、カルメグによって流行が止まったと言われている。
アメリカのメイヨ―クリニック代替医学書では、エゾウギクと組み合わせることにより風邪の症状・期間を改善と記載。
米国家庭医学会のガイドラインでは、風邪の持続時間や重症度を改善するとしている。

その他
インドネシアでは、伝承医薬品ジャムゥで強壮薬。
下痢、便秘、疝痛、肝機能不全、性病、鼻炎、HIV/AIDS, 白血病、喉の痛み、気管支炎、抗腫瘍など多くの効能効果への記述が認められる。

カルメグの効能物質

多くの物質が同定されているが、主たる成分はAndrographonoideである。

カルメグとコロナウイルス肺炎

2020年1月に中国湖北省武漢市に始まった新型コロナウイルス肺炎は、中国で2000人以上の死者、感染者70,000人以上(2020年2月19日現在)の猛威を振るっています。
今後も感染者、死者とも増加することは必至でしょう。
日本でもこの余波を受け、感染者が増えてきており、世界中に広がるパンデミックの様相を呈しています。

2003年のSARSの原因はコロナウイルスでした。
新型肺炎は、このウイルスの変異したものとみられています。

カルメグがこの新型コロナウイルス肺炎の感染防止、重篤度の改善に効果があるかどうかは不明です。
しかし、上述のようにカルメグのSARS感染時に中国で多用され、インフルエンザの効果を考えると、カルメグの伝承医薬品として期待することができるのではないかと思います。

インドネシアのカルメグの粉末を研究用に入手していましたが、好評で再入荷しました。

入荷しました。
非常に苦いですから、お好きなジュースなどと一緒に飲むことをお勧めします。

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